映画「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」

映画「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」

12月2日(土)ロードショー

Introduction

5歳で作曲を始めたモーツァルトは早熟・夭折の天才であり、彼のオペラの映画化、関連作はあれど、実は本人を主人公に据えた映画は驚くほど少ない。彼自身に焦点を当てた作品といえば、アカデミー賞8部門受賞作『アマデウス』(1984/ミロス・フォアマン監督)があまりにも有名だが、それ以外はあまり目立った作品はない。
『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』は、『アマデウス』以降、久々に制作された本格的モーツァルト映画である。1787年、オペラ「フィガロの結婚」上演のため、プラハを訪れたモーツァルトが、その地でオペラ「ドン・ジョヴァンニ」を作曲したという史実に想を得て、猟色家ドン・ジョヴァンニを主人公にしたオペラ創作の背景に、モーツァルト自身を巻き込んだ愛と嫉妬と陰謀の三角関係があったとする独創的な作品である。
主演のモーツァルトには、『ダンケルク』(2017)にも出演するイギリスの新進俳優アナイリン・バーナード。『アマデウス』で描かれた奇矯なモーツァルトとは全く違った、繊細かつ情熱的な若きイケメンモーツァルトを誕生させた。モーツァルトの才能を尊敬し、やがて恋に落ちる悲運の若きオペラ歌手スザンナに、『高慢と偏見とゾンビ』(2016)で頭角を現したモーフィッド・クラーク。モーツァルトのパトロンであり、一方、スザンナを愛人にしようと目論む悪名高きサロカ男爵を、『ハイ・ライズ』(2015)の名優ジェームス・ピュアフォイが演じ、ミステリアスな三角関係に重量感をもたらす。

Story

百塔の都プラハ 全編ロケ

「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」 プラハ市立フィルハーモニー管弦楽団演奏「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」 プラハ市立フィルハーモニー管弦楽団演奏

1787年、プラハはオペラ『フィガロの結婚』の話題で持ちきりだった。上流階級の名士たちは、モーツァルトをプラハに招き、新作を作曲させようと決める。その頃、モーツァルトは三男を病で亡くし失意のどん底にあり、陰鬱な記憶に満ちたウィーンを逃れるために、喜んでプラハにやってきた。友人ヨゼファ夫人の邸宅に逗留して、『フィガロの結婚』のリハーサルと新作オペラの作曲にいそしむモーツァルト。やがて、彼は、『フィガロの結婚』のケルビーノ役に抜擢された若手オペラ歌手スザンナと出会い、その美貌と才能に大いに魅了される。一方、スザンナもモーツァルトが妻帯者と知りながら、その天才ぶりに引き付けられずにはいられなかった。急速にその距離を縮める二人。しかし、オペラのパトロンであり、猟色家との噂のあるサロカ男爵もまた、スザンナを狙っていた。三人のトライアングルは愛と嫉妬と陰謀の渦に引き込まれてゆく―

Staff

撮影
マイケル・ブリュースター
Michael Brewster

40年近くに渡りイギリス映画業界において、撮影監督として第一線を歩む。10代にカメラアシスタントとして映画業界に足を踏み入れると、すぐに技術を習得する。カメラのフォーカス助手として'Side by Side'(1975年/監督:ブルース・ベレスフォード)『モンティパイソン/ライフ・オブ・ブライアン』(1979年/監督テリー・ジョーンズ)の製作に加わると、続いて、カメラ助手として『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(1980年/監督:アーヴィン・カーシュナー)『エクスカリバー』(1981年/監督:ジョン・ブアマン)に参加した。
 次第にカメラマンとしての才能と腕を見込まれ、1980年代から90年代にかけて、多くの作品にその名を刻まれるが、その時期の代表作として、『ハンバーガー・ヒル』(1987年/監督:ジョン・アーヴィン)『バットマン』(1989年/監督:ティム・バートン)『ロビン・フッド』(1991年/監督:ケヴィン・レイノルズ)がある。  1996年に満を持して、『ピノキオ』(監督:スティーヴ・バロン)で撮影監督に就任し、以降、『ロスト・イン・スペース』(1998年/監督:スティーヴン・ホプキンス)『ライウ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方』(2004年/スティーヴン・ホプキンス)『ジム・ヘンソンの不思議の国の物語』(2004年/監督:ジョン・スティーブンソン)等がある。『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』で、ジョン・スティーブンソン監督とは撮影監督として実に4回目のコンビになり、映画の安定したカメラワークにその力を発揮している。

プロダクション・デザイン
ルチャーナ・アリギ
Luciana Arrighi
『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』のもう一つの主人公が、その華麗な18世紀の室内装飾と衣装であることは論をまたない。映画のデザインの他、オペラの舞台美術並びに衣装のデザイナーとして有名なルチャーナ・アリギは正に適役といえるだろう。 イタリア人の父とオーストラリア人の母の間に生まれ、アートを学ぶ。BBCテレビのデザイントレーニングコースに選ばれ、ケン・ラッセル監督の3作品`ISADORA' `ROUSSEAU' `LAKELAND POETS'のデザイナーとして働いた。その後、一時、イヴ・サン・ローランの元でモデルとして働くが、ロンドンに戻り、D'Oyly Carte Opera Companyの新作、THE GONDOLIERSの衣装デザインを担当。本格的にデザイナーの道を歩み始める。このロンドン時代からジョン・シュレジンジャー監督との付き合いが深く、『日曜日は別れの時』(1971年)『マダム・スザーツカ』(1988年)『愛の果てに』(1993年)といった3本の映画の他、ザルツブルグ音楽祭で上演されたオペラ「仮面舞踏会」(ベルディ作曲)でも美術を担当している。 しかし、その代表作は、なんといっても、ジェームズ・アイヴォリー監督と組んだ一連の作品群あろう。『ハワーズ・エンド』(1992年)『日の名残り』(1993年)『サバイビング・ピカソ』(1996年)が有名であり、『ハワーズ・エンド』ではアカデミー美術賞を受賞している。
また、その他にも数々の名作に参加し、次のような作品がある。『オンリー・ユー』(1994年/監督:ノーマン・ジュイソン)『ある晴れた日に』(1995年/監督:アン・リー)『アンナと王様』(1996年/監督:アンディ・テナント)『華麗なる恋の舞台で』(2004年/監督:イシュトヴァン・サボー)『奇跡がくれた数式』(2015年/監督:マシュー・ブラウン)

Comment

■涼風真世(女優)
モーツァルトの世界に酔いしれました。 人の心に潜む欲望・嫉妬・そして夢と現実。 オペラそれを見事に奏で描いています。 プラハの街並み、劇場、そしてコスチュームなど・・・。 皆様も1780年の浪漫を体感して下さい。
■三ツ矢雄二(声優・マルチクリエーター)
名曲の裏に隠されたミステリー。愛欲が織りなすタペストリーが、淫らに妖しく揺らめく。モーツァルトの作曲家としての一面を鮮烈に描いた、珠玉の名画。
■ソニン(女優・歌手)
ロミオとジュリエットのような美しさと、何故 彼の頭の中=作品 に惹かれるのか涙しながらまた知らされた。
■花總まり(女優)
耽美的な映像と壮麗な音楽。プラハという美しい都で2つのオペラの間に交差する禁断の愛と憎しみの世界にまた新しいモーツァルトの姿を見ました。
■田辺秀樹(音楽評論家)
歴史的事実へのフィクションの絡め方が見事!モーツァルトと彼のオペラが好きな人には、たまらない面白さだ。
■さそうあきら(漫画家『マエストロ』『神童』)
最強の敵は最大のインスピレーション(霊感(インスピレーション))の源だった!あの最も死に近い音楽「ドン・ジョバンニ」の誕生についての説得力あるドラマに思わず身をのりだしました。
■知念里奈(歌手、女優)
魅惑的なモーツァルト!プラハを舞台に史実と創作を織り交ぜた物語の中で、フィガロの美しいアリアにうっとりし、ドンジョバンニのミステリーに心騒ぎました。天才的な神童というイメージだけでなく、愛に生き、傷つきながらもそれを音楽にせずにはいられなかった彼の哀しい瞳が印象的でした。
■石井一孝(俳優・シンガーソングライター)
美形なモーツァルトvs異形なヒール。花形の街プラハで繰り広げられる「愛が憎しみに喘ぐエンディング」に涙をこらえられなかった。悲劇と復讐心をも名作オペラへと昇華させるモーツァルトの才能にただただ驚嘆。
■三枝成彰(作曲家)
恋に落ちるモーツァルト、そして巻き起こる殺人事件。名作オペラが伏線となるサスペンスに、釘づけになる。

Theaters

12月2日(土)ロードショー
特別鑑賞券好評発売中!¥1,500(税込/当日一般¥1,800の処)

この情報は2017年9月17日現在のものです。

北海道

都道府県 都市 劇場名 公開日
北海道 札幌 シアターキノ 2017年12月23日(土)
北海道 苫小牧 シネマ・トーラス 2018年1月
北海道 函館 シネマアイリス 2018年1月27日(土)

東北

都道府県 都市 劇場名 公開日
宮城 仙台 フォーラム仙台 2017年12月23日(土)
山形 山形 フォーラム山形 近日
山形 鶴岡 鶴岡まちなかキネマ 近日

関東・甲信越

都道府県 都市 劇場名 公開日
東京 有楽町 ヒューマントラストシネマ有楽町 2017年12月2日(土)
東京 新宿 新宿武蔵野館 2017年12月2日(土)
東京 渋谷 渋谷シネパレス 2017年12月2日(土)
東京 立川 シネマシティ 2017年12月16日(土)
神奈川 横浜 シネマ・ジャック&ベティ 2018年1月13日(土)
神奈川 川崎 109シネマズ川崎 2017年12月2日(土)
神奈川 相模原 MOVIX橋本 2017年12月2日(土)
千葉 千葉 千葉劇場 2017年12月2日(土)
千葉 キネマ旬報シアター 2018年1月20日(土)
埼玉 三郷 MOVIX三郷 2017年12月2日(土)
埼玉 幸手 シネプレックス幸手 2018年1月13日(土)
埼玉 上里 ユナイテッド・シネマ ウニクス上里 2018年1月13日(土)
埼玉 川越 ユナイテッド・シネマ ウニクス南古谷 2018年1月27日(土)
茨城 つくば MOVIXつくば 2018年1月13日(土)
栃木 宇都宮 宇都宮ヒカリ座 2017年12月23日(土)
群馬 高崎 シネマテークたかさき 2017年12月23日(土)
新潟 新潟 シネ・ウインド 2017年12月16日(土)
長野 長野 長野ロキシー 2017年12月23日(土)
長野 塩尻 東座 2017年12月23日(土)

東海・中部・北陸

都道府県 都市 劇場名 公開日
愛知 名古屋 ミッドランドスクエアシネマ 2017年12月2日(土)
愛知 豊橋 ユナイテッド・シネマ豊橋18 2017年12月2日(土)
静岡 静岡 シネ・ギャラリー 2018年1月6日(土)
静岡 浜松 シネマイーラ 近日
岐阜 岐阜 CINEX 2018年1月6日(土)

関西

都道府県 都市 劇場名 公開日
大阪 梅田 シネ・リーブル梅田 2017年12月2日(土)
大阪 難波 なんばパークスシネマ 2017年12月2日(土)
京都 京都 京都シネマ 2017年12月9日(土)
兵庫 神戸 シネ・リーブル神戸 2017年12月9日(土)
奈良 橿原 ユナイテッド・シネマ橿原 2018年1月13日(土)

中国・四国

都道府県 都市 劇場名 公開日
岡山 岡山 シネマクレール 近日
香川 高松 ソレイユ 2017年12月23日(土)
愛媛 今治 ユナイテッド・シネマ フジグラン今治 2017年1月13日(土)

九州・沖縄

都道府県 都市 劇場名 公開日
福岡 福岡 KBCシネマ 2018年1月13日(土)
熊本 熊本 Denkikan 2018年1月6日(土)
大分 大分 シネマ5 2018年1月13日(土)
長崎 長崎 長崎セントラル劇場 2018年2月16日(金)
宮崎 宮崎 宮崎キネマ館 2018年1月27日(土)
鹿児島 鹿児島 ガーデンズシネマ 2018年1月13日(土)
沖縄 那覇 桜坂劇場 2017年12月30日(土)